親の居る間に親孝行 オヤノタメは自分のため オヤノタメ活動アドバイザーの 竹友 孝行です。
『近所の墓石屋が本気の出し方を間違えています』という文言とともにTwitterに投稿された1枚の画像が話題になっているそうです。その画像とは黒光りするバイクのモニュメントです。バイク本体は『大黒石』、ホイール部分は『中国カパオ』という石が使われています。※画像として使われているものは墓石ではありません。
ベースになっているのはkawasaki『ZXR』というバイクです。ハンドルからホイール、メーター類に至るまで巧妙に作り込まれていて、オリジナルのステッカーも彫って再現してあります。
この石でできたバイクのモニュメントはバイク事故で亡くなった息子さんの為にバイクの形をしたお墓をつくろうとお母さまが建立したのだそうです。今回、墓じまいをしたいというお客様の要望を受けて、制作した石材店が引き取って展示しているのだそうです。
そこで、調べてみたところ意外と変わり種の墓石は各地に建立されており、タバコの形をした墓石やサッカーボールの形をした墓石などが実際に霊園にどなたかのお墓として建立されています。
また、有名なところで言うと、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる先生の墓石には鬼太郎とねずみ男のモニュメントが飾られているのです。
バイクの形をしたお墓がTwitterで拡散されるということは、墓石に関して『こういうのってありなの?』的に関心を持つ世代がいると言うことだと思います。また、その人らしいお墓を作りたいと考える方も増えて行くのではないでしょうか?
また、お墓は今まで先祖代々引き継がれるものでしたが、これから、個人のものもしくは夫婦のものへと考え方を変えて行くのではないでしょうか?
『必ずしも、お墓は石でなくてはならないのか?』とか『墓石の形も所有者の好きな物や個性的であってもいいのでは?』と言う意見を持っている方々も今後増えてくるのかもしれませんね。
また、先祖の供養はしていくがお墓を引き継いだり、お寺の檀家を辞めたいという世帯も増えて行くのではないかと考えられます。これからは、家で先祖代々のお墓を建立する時代から、個人がお墓を建立し、その人らしいお墓が増えて行くのではないでしょうか?
ただし、変わり種のお墓を建てたり、ご夫婦だけのお墓を建立したりする世代は『供養』をするという気持ちを忘れている訳ではないということです。そして、『供養』をするということを衰退させないためにもお坊さんが中心となり伝えていくことではないかと思うのです。
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