赤い霊柩車シリーズに学ぶ、お葬式のマメ知識

2時間ドラマの女王は片平なぎささんだと思います。

だから何って話ですが、職業柄『赤い霊柩車シリーズ』は、どうしても見てしまいます。

赤い霊柩車はその名の通り、舞台は葬儀社です。

片平なぎささんは、石原葬儀社という葬儀社の社長石原明子という設定。

石原葬儀社では先代の社長の遺言を守るため、大村崑さん演じる専務・秋山隆男が今日も仕事に奮闘する。

葬儀社だけに、殺人事件のお葬式も・・・いやいや多すぎますよ!!

毎回、『あっこはん、なんや殺されたらしいでっせ!!』というセリフは、実際の葬儀社ではほとんど聞くことはありません。

また、『1級葬祭ディレクターはダテやおまへんでぇ~』も、実際にはこんなに自慢する人もおりません。

とは言え、赤い霊柩車のおかげで、1級葬祭ディレクターと言う資格に対する質問はかなり増えました。

『本当にそんな資格があるんですか??』『どんな試験をするんですか??』がほとんどですが・・・。

赤い霊柩車シリーズのオープニングで、大村崑さんと山村紅葉さんの回想コントも見逃せません。

大村崑さんが亡くなって、戒名をいただいた設定のシーン。

聖赤院希誉笑隆信士

職業病でしょうか、すぐ見つけてしまいました。

最初の赤という字は、赤い霊柩車だから付けられているのだと思います。

この戒名は、聖赤院~~信士となっております。

浄土真宗以外の戒名は、主に~~信士(信女)→~~居士(大姉)→~院~~居士(大姉)の順に上位になっていきます。()は女性の場合の位です。

日蓮宗に限っては~院~~信士(信女)という授与の仕方があります。

という事は、大村崑さんは日蓮宗の戒名(日蓮宗では法号と言います)をいただいたのでしょうか??

でも、『』と言う文字がついてますね。これは、浄土宗の戒名によくみられる文字なんです。

でも、浄土宗では、~院~~信士と授与されることはありません。

でも、お経は『南無阿弥陀仏』だったので、日蓮宗ではない

結局、何宗の戒名かはわかりませんが、お経から浄土宗だと推定されますが正解なのかな??時宗の可能性??キリがありません。

葬儀社を舞台としたドラマだから、間違いのない戒名くらいつけて欲しいですね。

一級ディレクターの戒名が適当やったら、キラキラ戒名言われますやろ!!ほんま、堪忍してくれなはれや

まだまだ、葬儀社やお寺には相談に行きにくい雰囲気があるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

エンディングノートって何??子供たちが意外と知らない親の終活⑤

前回の続きです。ラストです。

彼は、お葬式の際の進め方や納骨の際のお坊さんへのご連絡など、気が動転しており、何をどう進めていいのか自分でもわからなくなってしまっていました。

どうにか出棺と納骨を済ませ、ホッとした矢先に、葬儀後の手続きが待っておりました。

葬儀社に質問しても『役所で確認してくれ』の一点張り。

その後、お母様の自宅から、通帳やへそくりがいたるところから発見されて、『もう無いだろう』と『まだ、何かあるんじゃないか』の繰り返しで、答えがない探しものだったそうです。

土日毎にお母様の自宅の整理や相続の手続きなどで追われていったようです。

あんなに仲睦まじいご夫婦だったお二人も、奥様があまりにも実家のことを何も知らないことに腹が立ち、些細な事で喧嘩をすること増えたそうです。

限界に達した二人は、どうしたら良いのかわからず、司法書士の先生に葬儀後の手続き等を頼んだそうです。

実に、こんなことが一年続いたそうです。

 

しかし、お母様は何故エンディングノートを書かなかったのでしょう。

 

おそらくですが・・・

書くこと自体億劫。

介護や葬儀の希望なんて無いし、内容がわからない。

何故、財産まで書くの?

とにかく子供に迷惑が掛からないようにしたい。

が本音だったと思います。

 

まだ、エンディングノートは、作っているサイドの思惑をお客様に押し付けているだけなのかもしれません。

 

これからは、エンディングノートを書いてもらうためには、親子と専門家のトライアングルでエンディングを考えなければなりませんね。

専門家の知識と親子間でのコミュニケーションが大切だと思います。

些細な事でかまいません。

例えば、『お母さんのあの料理は何を入れているの?教えてよ!!』とか『お父さん、健康のために一緒にウォーキングしながらお話ししようよ』とか、その一言が重要です。

 

私は、Googleのストリートビューで、父や母が通ったふるさとを一緒に見ながら思い出話を聞きかせてもらいました。

二人とも子供のころに戻ったのか、『次は私の番よ!!』『ここの裏でクワガタがとれたんだ!!』と騒いでました。

その後、二人から『元気なうちに九州に帰りたい!!』と言われました。

70歳近くで新たな夢ができたことを、私の心の中のエンディングノートに記憶されました。

 

エンディングノートって何??子供たちが意外と知らない親の終活④

前回の続きです。第4話目。

これからの『終活』や『エンディングノート』は、もっと親と子供の目線にあったものを提案できないといけないと痛感させられます。

終活=『タブー』『縁起が悪い』を払拭できて、さらに、わかりやすいエンディングノートの価値をみつけないとなりませんね。

『じゃあ、「終活」なんて意味ないじゃん!!』って感じているのではないでしょうか?

確かに。今、葬儀社や各種士業の先生方がこぞってセミナーを開催し『終活!!終活!!』と声高にみなさまに『終活』や『エンディングノート』を始めてもらおうと促しているセミナーは、意味がないかもしれませんね。

知識を詰め込んでいるだけで、ひとりひとりに役立つものではないから。

私の知っているある一人のセミナー講師の話をさせてください。

エンディングノートセミナーを開催しているその方は、参加者の70代前後の奥様方からの評判がとても良くて、90分のセミナーが終えた後に、みなさんにエンディングノートをお配りして、大満足のうちにセミナーが御ひらきとなります。

セミナーが終了し、コーヒーを飲んでいたその時、その講師の奥様のお母様が亡くなっていると最寄りの警察からお電話が入りました。

近所の方からの通報で、ポストの新聞があふれているから、おかしいとなり警察に連絡が入ったようです。

数時間前まで、『「エンディングノートを書いている」という方は数%しかいません。みなさんは書いてますか!!書いていないとお子様に迷惑が・・・』と声高にセミナー中に訴えていた彼は、慌てふためいておりました。

何をどうしたら良いのかがわからない状態で、実のお母様を亡くした奥様はその数倍パニックとなっておりました。

なぜなら、80歳を過ぎていたとはいえ、病気もなく、入院もしていなかったお母様が、当たり前ですが、何の前触れもなく亡くなってしまった訳です。

そうです。今日から、ひとことも、お母さんとお話しができないのです。

もちろん、お婿さんが声高に伝えていた『エンディングノート』はどこを探しても見つからなかったようです。さっそくお子様に迷惑が・・・

 

続きは次回です。

 

エンディングノートって何??子供たちが意外と知らない親の終活③

前回の続きです。第3話目。

前回の調査結果から、全国の60歳以上の方々はエンディングノートを書いてみたいという気持ちとはウラハラに、まだ、終活を始める年齢ではないという思いがあるようです。

どうしても、終活を考えることは先送りになってしまうのが本音なのではないでしょうか。それが普通の考えだと思います。

しかし、心の中には『子供達には迷惑をかけたくない』があるから、書いておきたいけどまだその時期ではないが親のご意見であると思います。

では、子供たちはどのように考えているのでしょうか。

「生活トレンド研究所」が親の終活について30〜50代の両親及び父親か母親のどちらかがご存命中である方900名から有効回答を得ました。

自分の親が“終活”をしているかどうかという調査に対して

「している」が10.4%「していない」が41.8%「しているかどうか知らない」が47.8%

約半数が親の終活について知らないということが明らかになりました。年代別で見ると、30〜40代の半数近くが「終活をしているかどうか知らない」と回答していました。

 

私も、独自の質問で親の終活について約100名の方にアンケート調査を致しました。

私は、対面で聞いたり、アンケート用紙に書いてもらったり色々な方法で調査いたしました。

やはり、『親のことでそんな事を考えたくない』と言う言葉や、『まだ元気だから』と言う言葉など、万が一の事を想定するのはまだ早いという想いが伝わりました。

質問に答えずに『そんな事聞かないで!!』と拒否する方も1人いました。

やはり、親も子供も終活に関しては『まだ早い』というブレーキを踏みながら走行しているようです。

しかし、同じ意味に聞こえる『まだ早い』ですが、親と子供たちで意味合いが違うようです。

やはり子供たちと親との間には、相反する思いがあると思います。

 

親は、子供に迷惑をかけたくないから『終活』を考える。

子供は、親が亡くなるなんて考えたくもない。

だから、親も子供同じように、終活について考えることは、『タブー』『縁起が悪い』となってしまい、どうしても先送りになってしまうのですね。

やはり、もっと子供たちの目線、親の目線で、『終活』を考えてみなくてはなりませんね。

続きは次回です。

エンディングノートって何??子供たちが意外と知らない親の終活②

前回の続きです。

最近では、葬儀屋さんを筆頭に司法書士さん、税理士さん、弁護士さん、NPO法人等あらゆる企業や士業の先生方がエンディングノートを各自でお作りして、セミナー等の参加者にプレゼントとしてお配りしているようです。

しかしながら、お葬式の打合せでエンディングノートを見ながら、打合せを進めていくご家庭はほとんどなかったように思います。

それは、どうしてなのでしょうか?

その前に、世間のみなさまは一体どのくらいの方が、『エンディングノート』や『終活』と言う言葉を知っているのでしょうか?

ライフメディアが、全国の60歳以上の男女3,611名を対象に、終活・エンディングノートに関する調査を実施(2013年2月)したデータによりますと、このような調査結果となりました。

あなたは『終活』と言う言葉を知っていますか?の調査では全体の27%が『知っている』と答えました。

エンディングノート』を知っているか?の調査に対して、64.5%が知っていると回答致しました。かなり高い割合でエンディングノートを知っている方がいらっしゃるのだとわかりました。

しかしながら、実際に書いてある方は全体の1.9%、書いている途中の方も含めて6%の方しか書いていないことがわかりました。

書いてみたいと思っている人は、5割超えています。しかし、本音を言うと、様々な理由からエンディングノートが書かずじまいになっている方が、大多数なのではないでしょうか。

新語・流行語大賞にノミネートされたとは言え、まだまだそのような年齢でないという思いがあり、どうしても、終活を考えることは先送りになってしまうのが本音なのではないでしょうか。

そして、おそらく書いた方の中で、『私、エンディングノートを書いてあるよ』って子供たちに伝えている方も少ないのではないでしょうか?

お葬式やお墓のことを事前にご相談に来る方のほとんどは『子供たちに迷惑をかけたくない』とおっしゃられています。

はたして、子供たちは、親の終活についてどのように考えているのでしょうか??

続きは次回です。

エンディングノートって何??子供たちが意外と知らない親の終活①

みなさんは、『終活』という言葉をご存じでしょうか?

『人生の終わりのための活動』の略語です。人生の最後を迎えるにあたって行うべき事。

例えば、生前にお墓やお葬式の準備をしておく事や自分の財産の相続を円滑にすすめるための準備等が終活の主な活動と言えます。

これは、週刊誌『週刊朝日』から生み出された言葉です。

2012年には新語・流行語大賞のトップテンに選出されたほどです。

最近では、書店を覘いてみてもエンディングノート終活コーナーができているほどで、色んな種類並んでおります。

やはり、売れているから、あるいは、関心が高いのでコーナーが作られているのでしょう。

 

ちなみに、エンディングノートはご存知ですか?

自分が認知症なった場合や、亡くなった時など、万が一の場合に備えて自身の希望を書き留めておくノートです。

相続に関する考え方。葬儀に関する希望。財産や貴重品の事。介護になった場合の事。など家族が困らないように申し送りしておくためのノートと考えておいてください。

 

また、最近ではエンディングノートにこんな事まで記載する項目があるようですね。

SNSのアカウントを奥様に見られずに子供さんに処分してもらうためにパスワードを記載する。

子供たちが大好きだった我が家の肉じゃがのレシピを事細かに記載する。

お葬式に呼んでほしい人と呼んでほしくない人のリスト。

 

など、色んなことを書き留めておくことができるのです。

 

最近では、葬儀屋さんを筆頭に司法書士さん、税理士さん、弁護士さん、NPO法人等あらゆる企業や士業の先生方がエンディングノートを各社でお作りして、セミナー等の参加者プレゼントとしてお配りしているようです。

 

たまに、こんなことを言われることがあります。

『いろんなエンディングノートが家にありすぎてどれが良いのかわからないよ!!』

おっしゃる通りで、どれも素晴らしい出来上がりだと思います。

 

しかしながら、お葬式の打合せでエンディングノートを見ながら、打合せを進めていくご家庭はほとんどなかったように思います。

それは、どうしてなのでしょう?続きは次回です。

ネット検索にまさかの結果が・・・。『親孝行』よりも『親 絶縁!?』

いつ頃からでしょうか?

何か調べ物をする際には、インターネットを利用する事が当たり前になっていますよね?

私もネットで調べものをすることが、ごく普通の事となってます。

仕事の調べものついでに、親孝行ってどんな風に考えている人がいるのだろうって思い調べてみる事にしました。

もちろん、ネットを利用して。

しかし、調べ始めて『親』と打ち込んだ瞬間、キーワード予測が表示された時、びっくりいたしました。

『親 嫌い』『親 絶縁』『親 うざい』が表示されており、親孝行につながりそうな検索キーワードは『親 プレゼント』のみでした。

プレゼントということは、親に何を渡せば喜んでくれるだろうかという気持ちの表れだと思います。

しかし、嫌い・絶縁・うざいは、親に対してとても根が深そうですね。

 

そういえば、私がお葬式を担当したご家庭の中にも、親のお葬式にご参列しない息子さんや娘さんがいました。

私は、必ず『どうして参列されないのですか?』と打ち合わせの時に、ご兄弟に聞く様にしておりました。

何故、ご兄弟なのかと申しますと、意外と兄弟姉妹では連絡を取っていることが多かったからです。

それと、この一言がきっかけで最後に親に対して御礼をしようと思ってくれれば、嬉しいからです。

残念ながら、そのまま通夜・葬儀が終わってしまったご家庭もございました。

何人かは参列し、喪主までお務めになられました。

出棺前に、お棺の中にお花を入れるのですが、そのお花を渡した時に浮かべた涙は、親と疎遠にしていた事への後悔であってほしいです。

 

ひすいこたろう著『あした死ぬかもよ?』の中にあなたが両親を選んで生まれてきたのだとしたら、その理由はなんだろう?という質問をしています。

その中でひすいさんはこんなことを伝えてくれました。

『いつでもできる』なんてことは、この世にひとつもないんです。

葬儀の仕事をしている者として、多くの人に伝えていきたいフレーズです。

 

みなさまは先送りしてるものありませんか?私はたくさんあります。

もし、親と疎遠な方は勇気を出してお話ししてみてください。

夢を先送りしている人は実現に向けて進んでみてください。

 

きっとすてきな方向に進んでいくと思いますよ。

もしも、磯野家を題材にした相続セミナーが開催されたら ~サザエさんから学べる相続~

『サザエさん』は誰しもが一度は観たことがあると思う番組です。

『サザエさん』のように三世代で住まわれているご家庭は少なくなっているので、核家族が増えた現代においてとても新鮮な光景なのかもしれませんね。

そんな『サザエさん』にまつわる話として、最近では、『磯野家の相続~波平の遺産はどうなる?~』という本が発売され、シリーズ化されております。

波平の遺産をごく普通に相続したならば、波平の遺産をフネが1/2相続

残りの1/2をサザエ・カツオ・ワカメの3人が3等分に分けることになります。

万が一、波平が亡くなり、莫大な財産を分けているところに、タラちゃんが部屋に入ってきて『僕もほしいですぅ~』と言っても、カツオに『ねえさんに分けてもらいなよ!!』なんて言われたあげくに、ワカメに『泣いたってダメよぉ!!』と言われ、あの食卓が殺伐な雰囲気を醸していたならば、『サザエさん』は日曜夜6時ではなく、火曜夜9時のサスペンス枠に移動になっていたのかもしれませんね。

『さぁ~て、来週のサザエさんは??』なんてポップに放送できなかったでしょうね。

あくまでも、私の妄想です。

しかし、前にもお話しは致しましたが、やはり、相続のお話しは難しく、だんだん眠くなってしまうこともあります。

昭和を代表するアットホームな家族の象徴ともいえる磯野家を使って説明するのは非常にわかりやすくておもしろいと思います。

もしも磯野家を題材にした相続セミナーがあったならばこんな感じでしょうか??

セミナー中盤に、まさかの展開が待ち受けていて、波平さんが『自分の財産をある人にすべて渡したい』なんてカミングアウトし、磯野家の食卓は騒然。

実話、波平はフネの目を盗み、伊佐坂先生の娘うきえが働くスナックに通っておりました。

あっさり色仕掛けに陥落しており『ワシが死んだら、ワシの財産でお店をだしなさい』と口約束。

磯野家では、うきえに財産を取られないために一致団結。

カツオは『僕とうきえさんが結婚すればぁ~』なんてのんきなことを言って、フネに平手打ちされ、女性陣の反感を買ってしまう。これでは、一家はバラバラに・・・

『そうならない為にも、専門家に相談しましょう!!』と締めくくられます。

エンディングテーマはもちろん『聖母たちのララバイ』。

何度も言いますが、私の妄想ですので。

本当はマスオさんの実家フグ田家のほうが大変だと思いますけど・・・フグ田家の話しはまた次の機会で!!

ご先祖様のお葬式に来たお坊さんは何宗でしたか?答えられない方が続出してます。

日本人のお葬式の約90%が仏教葬なのに、ご実家のお坊さんは何宗のお坊さんですか??と言われてしっかり答えられない方って結構います。

そんな方はお葬式の打合せの際に何人も見てきました。

そんな時は、お仏壇を見せていただくのです。

100%ではないのですが、戒名を見たらわかります。

特に、浄土真宗は特徴的です。浄土真宗は親鸞さんが宗祖(要するにお開きになられた方)

中学校の日本史の教科書にも載ってます。先生も『親鸞が流罪となり・・・ここテストでるよぉ』という脅しに屈した私は泣く泣く親鸞にマーカーをしました。

しかし、当時は親鸞が誰で何をしたのかはわかりませんでしたが、大人になってまさかの再会を果たすのです。

また、浄土真宗は戒名とは言わず法名と言います。

だいたい3文字が基本です。

釋と言う文字が頭について釋○○と3文字です。女性なら釋尼○○。

もし、連想ゲームのお題が「お坊さん」だったとしたら

『頭がつるつる』とか『木魚をたたく』とかでしょうか?

 

しかし、この浄土真宗という宗派は、お坊さんの資格、つまり、僧籍を取得する時以外は頭を剃らなくてもいいんです。フサフサの方が多いのです。

また、お葬式の際には、木魚用意いたしません。お線香は横に寝かせます。ご遺体の上に守り刀を置きません。お焼香の時、額にお香を持っていかないでそのまま香炉へと移します。

現在、ドラマで山Pがお坊さんの役をやってますが、髪を切っていないので、設定が浄土真宗だったら監督さんは勉強してると言えますね(ジャニーズだから坊主に出来ない説の方が有力だけど・・・)。

昔、大好きだった『ろくでなしBLUES』という漫画の主人公の実家は大阪のお寺。

主人公の前田太尊は、ボクシングの世界チャンピオンになる夢もあったのですが、頭を丸める事にも抵抗がある様子でした。

その後、太尊の父親で、お寺の住職である文尊は、弟を守るために喧嘩をした太尊に対して『親鸞さんも苦笑いしよるわい』というセリフを発します。

という事は、前田太尊の実家は浄土真宗という事となり、頭丸め続けなくてもお坊さんになれるのに・・・まぁ漫画だから細かくなくても話が面白いから問題ないですね。

お葬式という非日常だからこそ、あまり知る事が出来ないマナーについて

私の大好きなお笑い芸人の多くは、『お葬式』を題材としたコントをすることがよくあります。

加藤茶さんや志村けんさんがお葬式会場でボケまくり、いかりや長介さんがツッコミを入れ、『ダメだこりゃ~』でガッツリ落とす。(基本的にブーさんがご遺体役です)

ダウンタウンの番組では、お葬式の真っただ中に、亡くなった子供の霊がでてきて、おじさんのカツラをとるなどのイタズラをするというコントもシュールで大笑いしてしまいました。

テレビを見た視聴者の中には不謹慎だと言う方もいるのでしょうが、多くの方々が大笑いしたのではないでしょうか?

お葬式コントは、緊張感漂う設定の中でやってはいけない事や、予想とは違う行為をしたことでたくさんの方が大笑いしたと思います。

それとは違う見方をすれば、お葬式というのは非日常で、自分の事ではないという考えがあるので、バラエティのコントでは『不謹慎』と思わないのかもしれませんね。

だから、本当のお葬式は急に訪れますので、お葬式のマナーやしきたりは、一般的に悩むポイントではないでしょうか。

ダウンタウンの浜田さんが司会を務める芸能人を格付けする番組があります。この番組は、芸能人がワインやフランス料理を食べ比べ、どちらが高級品かを当て続け、見事すべて当てたら一流芸能人となり、大御所だろうが新人だろうがはずれたら、だんだん扱いがひどくなっていくと言った番組です。

番組当日、私の父から「『ご愁傷様です』の正しい言い方知っているか?」と言われました。

正直、何を言っているのか理解できず、「正しい言い方なんてあるの?」と聞いてみました。

「お前はプロじゃないな、今テレビでやっているから勉強したら」とテレビに目を移すと、お葬式やお墓の専門家を名乗る女性が『ご愁傷様××××』と語尾を濁し、はっきりと言わないのがお葬式のマナーであると言っておりました。

「いやいや、そんな事ないでしょ??はっきり最後まで言えよ!!」と思わず口走りました。

その後、「お焼香をする時のマナーとして、式場の真ん中を歩いてはいけません」との事。

それは、神社の参道を歩くときのマナーでしょ。

「そう言えば、お前も専門家だったな」と笑ってました。しかし、私が葬儀社に勤めていなければ、「専門家が言ったのだから間違いないでしょう」ってなり実行しますよね。

もし、実際の葬儀会場で実行していたら、ただただ滑舌の悪い人になるところでしたね。

お葬式は非日常だからこそ、TVの影響力は相当強いのではないかと個人的には思います。「へぇ~そうなんだ」と自然になってしまうからです。だから、バラエティ番組といえどもしっかりと視聴者に伝えてほしいし、コントならコントとして落としてほしいです。

テレビの前の視聴者は、専門家がボケたことすら気づきませんからね。本当にボケたかどうかはわかりませんが・・・。

この業界、信頼された者の勝ちというか、メディアで専門家と名乗った者の勝ちというか。

だからこそ、私も『どうにかしないと』って思う今日この頃でございます。

しかし、意外な真実として、葬儀社勤務経験がないお葬式専門家も多数いることを知っていただきたいですね。